こんにちは。そらです。
今回は、世の女性を興奮の渦に巻き込んでいる、
タイムスペクタクルドラマ、アウトランダーのレビューを。
少しだけネタバレありますが、見るにあたって差し支えない程度だと思います。
ちょっとでもネタバレしたくない人は回避してください。
自己責任でお願いします。
タイムスリップものって何でか惹かれるんですよね。
でもタイムスリップとかタイムリープとか見すぎて、なんかこう、グッとくるなっていうのが最初にないと、なんだただのタイムスリップか。ってテンション落ちて続き見ないとかよくある。
アウトランダーを最初に見た時は、ゲーム・オブ・スローンズの直後で頭の中がファンタジー寄りになっていて、
似たようなの見たいなと思って見始めたから
なんか違うわってなって2話目で挫折した。
1年半くらい経ってからシーズン3の何話目かがテレビつけたらちょうどやってて、過去に行ってた主人公が娘と未来に戻ってて、過去の事をめっちゃ調べてたんですよ。
更に過去行った時の恋人みたいな方も進行形で物語が進んでるっぽくて、人間関係全然わかんないけどなんかすごい面白そうな展開になってるじゃん!ってテンションが上がったので最初からちゃんと見始めました。
アウトランダーの基本情報
原題 | Outlander |
スタッフ | ロナルド・D・ムーア |
製作国 | 英米合同製作 |
出演者 | カイトリオーナ・バルフェ(クレア・フレイザー) サム・ヒューアン (ジェイミー・フレイザー) グレアム・マクタヴィッシュ(ドゥーガル・マッケンジー) ゲイリー・ルイス(コラム・マッケンジー) ロッテ・ファービーク (ゲイリス・ダンカン) トビアス・メンジーズ (フランク・ランダル/ジョナサン・“ブラック・ジャック”・ランダル) ほか |
公開 | 2015年~ |
シーズン | 4が放送中(2019年2月時) |
簡単なあらすじ
物語の開始時代は第二次大戦後、二人して従軍してたけど色々おちついたからちゃんとした新婚旅行行きましょ~ってちょっとスコットランドまで旅行に来たラブラブ新婚(?)さん。
主人公クレアは従軍看護婦をやってて、旦那のフランクは派遣されてたけど本業は歴史学者。
フランクの祖先を調べるっていう目的もあって旅行先をスコットランドにしたわけですが、クレアが一人でふらふらと観光してたらなんだかあやしげな石が・・・。
近づいて石に触っちゃったら、なんと石の中に入っちゃって気絶。
目が覚めたら、来た場所に車がないし様子が違う。
森の中をさまよって、夫を発見!と思ったら別人!!
とっても怖いので殴って逃げるクレア、逃げた先であやしげな男たちと遭遇。
ようやく自分がタイムスリップしてしまった事に気づきます。
傷を負ってる人がいたので、看護師だったクレアは怪我人を治療してあげます。
そしたらお城に案内されちゃって軟禁状態。
石まで戻れば元の時代に帰れるかもしれない。早くフランクに会いたいクレア。
この軟禁状態から脱出して、石にたどり着けるのか!
物語のスタートはこういう感じです。
クレアはものすごく頑固で意思の強い女性です。さすが戦場で看護師してただけある。
更にスタイル抜群で超絶美人。
夫を心から愛していて、とにかく元の時代に帰りたいクレアさんですが
軟禁状態から脱出するため色々画策し、出会いが最悪だった、夫の祖先である赤軍のジャックランダルから逃れるために、この時代の若者と結婚する事になります。
この若者がジェイミーです。
シーズン1はフランクへの愛とジェイミーとの間に芽生えてしまった愛の間でクレアの心は揺れ動きます。
みどころ
ラブロマンスがメイン
ここまで観て、昼ドラみたいだな。笑
と思ってました。
タイムスリップものって、過去改変がメインになることが多いし
それによって起こる事案が問題視される話が多いじゃないですか。
そうじゃないんですよ。
このドラマは。
死ぬはずだった人が死ななかったから未来があーだこーだっていうのが
ほぼない。笑
主要人物のそれはありますが、モブキャラは一切関係ないっすね。
それよりも、二人の夫への気持ちの方が重要っていう
ラブロマンスのお話です。
完全に女性ウケ狙いのドラマですね。
多分男性はシーズン1見ても面白くないと思うんだよ。
あ、でもクレアが美人だからそれだけで見れるかも。
女性向けというのはご都合主義が多く盛り込まれてるので
えーそんな都合のいい事あるーーーー?!
っていうシーンが多く見られます。笑
それも外から見てるととてもおもしろいです。
物語に入り込んで、主人公視点で自分だったらどっちに気持ちが傾くかとか
ラブロマンスを夢見るのもいいと思います。
展開はすごいアツいので、ピンチを助けにくるジェイミーとか最高だよ。
お気に入りのシーンがあって
二人が結婚する前に言い合うセリフがあるんですが
「処女じゃないけどいいかしら」
「俺は童貞だ」
の、このやりとり最高でした。ごちそうさまです。
夫フランクの祖先"ブラック・ジャック"
夫に瓜二つのジャック・ランダルさんですが、こっちもやばい。
安易なラブロマンスで考えたら、そっちのジャック・ランダルさんもクレアの事が好きで~とか奪い合いになるような展開じゃないですか。
違います。
ジャック・ランダルさんはクレアが嫌いです。
夫フランクはめちゃくちゃ優しくてクレアを深く愛していて、とても穏やかな人なんですが、
先祖のジャック・ランダルは非常に冷酷な性格で"ブラック・ジャック"の名で恐れられる将校です。
真正のドSと言って間違いないでしょう。
彼が好きなのはなんとジェイミーです。
突然のブロマンス。
いくら痛めつけても脅しても屈しないという所をいたく気に入ってしまって
どうしても自分に跪かせたいので、執拗に追ってきます。
あと、執念深いので自分を嘲ったクレアにも屈辱を味あわせたくて執拗に追ってきます。
シーズン1最後の方でジャック・ランダルが最高潮にやばいシーンが出てくるんですが、
もうね、
「何を見せられてるんだろうな(遠い目)」
っていう気持ちになります。
ジェイミーに泣きながらしがみつくクレアの目の前で、
クレアのためにランダルとジェイミーがキスするんですけど、
ジェイミーはヘテロだしクレア溺愛なのでめっちゃ嫌がってるんですよね。
でもクレアのためならなんでもやる男。
すごいぶっこんでくるなー。
さすが海外ドラマ。
非常に面白いです。
スコットランド愛の深い作品
世界的に人気が高いドラマで、評価も高いです。
もうなくなってしまった文化や人々の生活が結構リアルに描かれています。
歴史改変なしのラブロマンスですが、史実には基づいていて
しっかりとその時代を再現しているので、歴史の勉強というか
文化を伝えていく素晴らしい資料として高く評価されています。
映像に出てくる大自然も素晴らしく美しいので、行ってみたくなります。
劇中で使われるゲール語も、現代ではもう使われていませんが、役者にゲール語の指導がしっかりとされており、違和感なくゲール語が使われています。
放送時は英語の字幕が入らない箇所もあり、言葉がわからないクレアの心情に共感できる作りになってたりします。
失われてしまいそうだった文化がこういう形で残されるというのは素晴らしいですね。
衣装もこだわって作成されていて、スコットランドの民族衣装といえばキルトですよね。
そのキルトも、需要もなくなり伝統が受け継がれなくなってしまう所でしたが
このドラマのために衣装制作の注文のおかげで活性化し、さらにドラマの人気で需要が高まり、今でも伝統が継続できているのだとか。
ものすごくスコットランドに貢献している、スコットランド愛に溢れた作品になっています。
その衣装もね、美男美女が着てればそりゃ流行りますよ。
なんせ主人公クレア役のカトリーナ・バルフはモデルさんなんですから。
手足も首も長くてどんな衣装も華麗に着こなします。すっごい美人。
ジェイミー含むスコットランドの男衆の逞しさも素敵です。
キルトの着こなしも人それぞれで、みんなオシャレ。
着こなしというか、さすが昔から使われてただけあるなというくらい汎用性が高い。
マフラーみたいに巻いたりストールとして羽織ったり上着として着たり
男性も腰に巻くのはもちろんですが肩に掛けたり荷物を包んで背負ったり・・・。
大きくて厚めの布なのでとにかくなんでも使えます。
家系によってキルトの柄が違うので、自分の家の柄にみんな誇りを持っていて
とても大切にしているんです。
日本で言うところの家紋みたいな感じです。
濃厚ラブシーンあり
大人の女性向けラブロマンスというだけあって
セクシーなシーンもたくさん出てきます。
洋モノかなっていう回が2回くらいあるのでその回だけは家で見るのをおすすめします。苦笑
私は電車の中で見てたんですが気まずすぎて飛ばしました。笑
さいごに
一方その頃のフランクさんもたまーに出てきますが、ランダルのイメージが強すぎてこいつの子孫がこれかよ!と疑問に思えてなりません。
フランクがどれだけクレアを愛してるか、二人がどれだけ愛し合っているかが描写されるだけに、ジェイミーとの愛に戸惑うクレアの気持ちもよくわかります。
シーズン1はクレアが未来に戻れるのか、時代を超えて重婚しちゃったけど、どうしたらいいのっていうのがメインですね。
長くなってしまったので、シーズン2の感想レビューは別途書かせていただきます。
ではまた。