こんにちは。そらです。
今回は英国BBCが最高のクオリティで提供してくれたドラマSHERLOCKの紹介レビューです。
数年前にかなり話題になり、世界中で熱狂的なファンが生まれた作品です。
シャーロック・ホームズを知っていても知らなくても
見たらハマる事間違いなし!
かくいう私も、当時は、細かい説明はしないからとにかく観て!!!
と、激推ししていた作品です。
SHERLOCKの基本情報
原題 | SHERLOCK |
制作総指揮 | マーク・ゲイティス スティーヴン・モファット |
製作国 | イギリス |
出演者 | ベネディクト・カンバーバッチ(シャーロック・ホームズ) マーティン・フリーマン(ジョン・H・ワトソン) マーク・ゲイティス(マイクロフト・ホームズ) ルパート・グレイヴス(グレッグ・レストレード) アンドリュー・スコット (ジェームス・モリアーティ) ほか |
公開 | 2010年~2017年 |
シーズン | 4 |
あらすじ
シャーロック・ホームズの現代版で、もし現代にシャーロック・ホームズがいたら・・・というお話です。
本筋は原作に沿っているので、物語は軍医ジョン・ワトソン(マーティン・フリーマン)が
戦地から戻り、家を探す所から始まります。
偶然出会った旧友に紹介されたのは変わり者の探偵シャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)。
初めて紹介されたというのに、シャーロックはジョンをちらりと観察しただけで
軍医だったことや兄妹が居ることなどズバリ言い当てます。
ちょうどルームシェアできる人材を探していたシャーロックは、ジョンとシェアすることをその場で決めてしまいます。
類まれな推理力を持った探偵と、ルームシェアすることになったジョン・ワトソン。
彼の足は戦地から戻って以来思うように動きませんでしたが
シャーロックは身体的なものではなく、心理的なものだと言い、それを治すので助手をやれと言ってきます。
そんなこんなで、探偵と助手の物語が始まります。
みどころ
★お試ししやすい1シーズン3話
海外ドラマには珍しい構成で、1話が90分あり、1シーズン3話しかありません。
90分と聞くと長く感じるかもしれませんが、観ていたらあっという間です。
むしろ短い・・・!!!
もっと観ていたい!!!
基本的に事件は1話完結ですが、最大の宿敵の存在が見え隠れし、大筋としての流れに繋がります。
シーズンのクリフハンガーはベタに作られているが故に超気になる終わり方をしますのでシーズン1見たら絶対2の1話までは見ちゃいますね。
次を見ずにはいられない作りっていうのはファンを逃しません。
★シャーロック・ホームズを知らない人でも楽しめる
現代版ということでかなりオマージュがされてるんですが、そんなネタ知らなくても
ストーリーが秀逸なので大丈夫です。
シャーロック・ホームズという人物の頭の良さ、推理の軽快さ、それをうまく引き出すジョン・ワトソン。
この作品からシャーロック・ホームズにハマったという方も多数いるくらいなので
むしろ知らない方が先入観なく楽しめるかも。
推理・捜査ものが苦手な人でも、人間関係がコミカルに描かれているので楽しめるんじゃないかと思ってます。
アクションシーンは少ないので、ガシャーンドカーンが好きな人には物足りないかも。
ハリウッド版で、ロバートダウニーJrがやってたシャーロック・ホームズはアクション多めだったので、ああいうのを期待してる人には向かないです。
★知ってる人も満足できる
監督と脚本の2人が、世界一のシャーロキアンを自称している人物なのでシャーロック・ホームズに対しての熱量が映像から溢れ出ています。
各話、どの原作のどの部分を使うかものすごく練られていて、ストーリーはもちろんなんですが
セットの配置や小物にまで裏設定がされているという徹底ぶり。
(221Bへ続く階段は17段とか、暖炉の上のスゴロクに突き刺さってるナイフとか・・・)
原作知ってると、ニヤっとするシーンが多々あります。
ありすぎて終始ニヤニヤしながら画面見てるヤバいやつになれます。
登場人物も、「現代版」という設定で相違をうまくカバーしてるので違和感がない。
マイクロフトが太っていなくても、モリアーティ教授が教授じゃなくても、
そんなの全然問題にならないくらいストーリーがよく出来てる。
★映像が面白い
このドラマ、撮り方も見せ方も他のドラマとは違っていて、
ドラマというより映画に近い。
シャーロック・ホームズというのは、頭脳明晰で有名なんですが
頭の良さや推理を口で喋って披露するのは役者さんがやりますよね
じゃあ、彼が頭で考えてる事や彼の視線は何で表現するかって、映像なんですよ。
その視線の先を映像で表すだけではなく、更に文字を入れる事で、彼が瞬時にどんな事を推理しているのかを
視聴者にわかりやすく伝えているんです。
ドラマを見ながら、自分が推理してすごい頭が良くなったような気さえしてきます。笑
メールやスマホのテキストやPCの内容も映像にそのまま映し出されるので
視聴者に、わざわざスマホの画面を映して読ませたりする必要がない。
スピード感が全然違う。
映像の邪魔にはならないし、どんなメールが来て、それに対して受け取った人がどう思ったかが一瞬でわかるという
すごい手法です。
なにより空中に文字が浮かんでるってオシャレ。笑
海外ドラマではよくありますが各話監督が違うので、映像の撮り方も違って個性がちらつくので
飽きずに楽しめる。
★字幕?吹き替え?
海外ドラマはどちらも用意されてるのが日本のサービスの素晴らしい所で
おかげでどっちがいいとかなんか色々ありますよね。
最初に見たのがそのキャラクターの声として認識するので
最初に吹き替えで見たやつってずっと吹き替えで見ちゃうし、字幕で見たら吹き替えじゃちょっと・・・ってなる。
で、このSHERLOCKはどっちがいいのと言われたらおすすめは字幕です。
英国ドラマなので、もちろんみんなクイーンズイングリッシュ。
更に、シャーロック・ホームズというのはお硬い人間なので
単語の使い方や接続詞の使い方などなど・・・他人の文法にいちいち口を出すような人物。ちょっとした英語の勉強に・・・なるかな?ならないかも。笑
普段聞き慣れているアメリカ英語とは言い回しや表現が違う所もおすすめポイントなのです。
日本語訳もすごく良くて、この単語でこの訳!!!うますぎ!!!
って、ちょっとテンションあがるんですよ。
海外のジョークって日本語で表現するの難しかったりするんですが
上手く伝えてるなぁと関心します。
シーズン1の3話で、モリアーティと対峙するシーンがあるんですが
乱されたスーツをパンって直しながら「westwood」と言うんですよね。
(英国が誇る高級ブランド)
その日本語訳が「高級品だ」なので、なんてわかりやすい!笑
ちょっとした声のトーンとか、そういのはやっぱり字幕ならではだし、なんといってもみんないい声してるんですよ!!!!
あと、ジョンの喋り方が可愛い。
シャーロック役のベネさんの声も低くて癖になるし、いやみったらしく喋る時とか思わず笑ってしまう。
芝居がかった喋り方するんだけど、シャーロックってそういうキャラなのよね。
★豪華出演者
出演者が豪華、というか、SHERLOCKで有名になったという感じですね。
ベネディクト・カンバーバッチもマーティン・フリーマンもシーズン1が放送された後に主演映画がばんばんあって、(ホビットやスター・トレックなどなど)そっちの撮影に忙しくてシーズン3の撮影が進まないなんて事態になっちゃったんですよ。
シーズン4までで一旦終わりとされてますが、時間ができたら続きを撮りたいって言ってくれてる作品です。
が、4は視聴者側のキャラに寄り過ぎたのではと思う所が結構あって、日本のアニメ界で言う所の「公式が病気」ってやつで、
いいんだよそんなことしなくて!って叫びたくなります。
ブロマンスなの?なんなの?もう結婚しちゃえよ。って思いながら見るのは楽しいんですが、
あからさまに公式で仲良くされると公式との解釈違いでキレそうになるからオタクって面倒ですよね。すいません。
出演者が豪華だっていう話しでした。
主人公二人もそうなんですが、他の方々もこのドラマで出世したんじゃないかなぁ。
マイクロフト役のマーク・ゲイティスさんは色んなドラマや映画で見るようになりました。
ゲームオブスローンズで見た時はテンション上がりました。
プーと大人になった僕にも出てるんですよ。
実はこの方、マイクロフト役で出ていますが、先程話したシャーロキアンの一人、脚本家なのです。
監督のスティーヴン・モファットさんと二人で制作秘話とか話してくれてる映像とかあるんですが
ふたりともシャーロック・ホームズ好きすぎて子供みたいにきゃっきゃしてるんですよ。
めちゃかわいい。
私好みのかわいいおじさんだらけで、全員推したいんですが
モリアーティ役のアンドリュー・スコットも最高にクールですし
レストレード警部役のルパート・グレイヴスもめっちゃかわいい。
ほんとにね、かわいいおじさん祭りです。
英国最高。
★言いたい!!
ネタバレにはならないからこれだけは説明させてくれ。
なんとシーズン1は3話から撮影してるんだぜ。
なので、一番演じやすくなったなっていう時に1話を撮影してるんです。
1話から見てくと、だんだん仲良くなってると思うし、3話目なんてすごい息合ってる!って思うのに、これ最初かよと。
ノールックでペン受け渡しするシーンとか超萌えるんですが、これが先かよ~~~~おまえらすごいな!!!!
一応、パイロット版が先にあったので、1話のピンク色の研究はちょっと脚本が違う形で最初に撮影はされてます。
シーズン2にクリスマスのシーンが出てくるんですがこれ撮影したのは実は真夏w
真夏に雪降らせて頑張ったって言ってた。
SHERLOCKは好きすぎて、語りだしたら終わらないので
この辺りでやめておきます。
また語りたくなったら別で書きますね。
というわけで、英国ドラマSHERLOCKのご紹介でした。
ではまた。